2010年7月アーカイブ

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先月6月になりますが、WWFのプロのカメラマンとライターさんがやってきました。3週間リセナンに滞在しその模様をBlogに書いています。覗いてみてください。

http://blogs.panda.org/coral_triangle/2010/07/03/lovely-lissenung-and-day-trips-to-kavieng-new-ireland-png/

http://blogs.panda.org/coral_triangle/2010/07/03/the-people-of-new-ireland-papua-new-guinea/

http://blogs.panda.org/coral_triangle/2010/06/14/malagan-tatanua-masks-of-kavieng-new-ireland-png/

http://blogs.panda.org/coral_triangle/2010/06/21/enuk-sing-sing-at-lissenung-island-resort-new-ireland-png/

http://blogs.panda.org/coral_triangle/2010/06/19/diving-with-lissenung-island-resort-new-ireland-png/

http://blogs.panda.org/coral_triangle/2010/06/24/lissenung-diving-exploratory-trip-to-new-hanover-png/

 

 

 

 パイナップルの木植え替えたパイナップルこんにちは、ワリンディの恵子です。去年の12月の海通信にパイナップルの実が生っている写真を出しました。パイナップルがデザートに出てくるたびに(これがとてもおいしいんです)ゲストの方に、どう実がつくか知っていますか?と聞きますが、ほとんどの方が知らないみたいで、時々パイナップルの木を見に行きますが、この間は植樹をしました。パイナップルは頭のほうをカットして挿し木のようにして植えるとそこから木が育ち、すぐに実がつくと聞いたので。こんなんでつくの!という感じの帽子みたいなパイナップルを植えました。ほかのと区別がつくようにキ-ホルダーみたいなタグをつけて名前を書いて。すると最初の災難は、<なんだこれ?>見たいに思った子供にクリークのところに投げられていました。見つけてくれたスタッフが自分のフラワーガーデンに植え変えてくれました。すると、このキーホールダーのネームタグに魅力を感じたあるスタッフにキーホルダーのために、パイナップルが捨てられそうになりました。それを見つけた例のスタッフがまた植えなおしてくれました。パイナップルの道のりはまだまだ遠いです。なんとか実をつけてほしいと思います。皆さんもワリンディにいらしたときはぜひ、パイナップルを植樹して、そしてまたそれを食べに来てください。

   DSCF7737 2.jpgワリンディの恵子です。昨日幻の魚を見ました。そこにいるのは知っているけれど、一年に一度も見ることができない。10年ワリンディにいてこの魚の姿を見たのは3,4回。2年に一度の確立、それも顔だけ。囚人魚、多分英語の名前がコンビクトブレニーというのでそれを直訳したんだと思います。この穴から顔だけ出している親の体のデザインが囚人服のように横じまだからついたみたいですが。でも子供は黒と白で縦じま。どこで変わるのか???ヒレナガスズメダイとかは最初は黄色と青の縦じま、時々ほぼ成魚っぽい魚でも薄く黄色と青のラインがあるのがありますが、この囚人魚の変化はもっと画期的!!この黒白の縦じま模様の子供がいつも穴の周りで泳いでいますが、(ハゼの穴と比べ物にならないほど大きいあな)時々この穴から出勤したり、帰宅するのが見られます。外で一生懸命食べた栄養分、これを穴の中で待つ親が吸い取るそうです。なんて勝手な親。でも昨日は幼魚が穴の周りに、出勤とも帰宅ともつかない様子で泳ぎ回っていました。するとでてきました!!1匹の成魚が穴の中から、口いっぱいの砂というより小さい石を吐き出しに。怠け者だと思っていた親も、自分でクリーニングぐらいするんだ!とちょっとは見直しました。顔より大きいサイズの石をぷっと吐き出すのは結構シンドイかも。今までこの子供はたくさんいるのに親は(穴の数からして)大していない。どこで減るんだろう?親が食べるのかもしれないと思っていました。でも最近、リーフからちょっとはなれたところで群れになっている魚の塊を見たとき、コンビクトブレニーでした。もしかすると、子供のときは親のために働き、ある程度大きくなるとそこを離れて、でもすぐにロウニンアジとか、カスミアジに食べられる運命!そういうかわいそうな運命なのかもしれないと思いました。

 IMG_1822.jpgワリンディの恵子です。最近、TVでホタルがたくさん留って光っている木のCMを見たことありませんか?電気会社のCMだと聞いていますが。その撮影地はワリンディなんです。ホタルというと日本のホタルははかない光り方ですが、ここのホタル蛍光灯のようにとても明るく、ある特定の木に幾千どころか、幾十万と光っています。いっせいに光ったり、流れるように光ったり、それはそれはきれいです。見ないとなかなかわからないと思うのですが、たとえるなら南国のクリスマスツリー!それが来るまで5分のところにあります。PNGの中には結構あるみたいですが、もっと山の中に入るとか時間をかけないと見れないと思います。それが車で5分、降りてそこ!で見られるので夕食後のお楽しみです。一年中いますが、でも月が明るいときはいまひとつボー!!となってしまうので一番いいのは新月をはさんだ5日間くらいがベストです。運がいいと星もとてもきれいで天の川も見ることができます。

この写真は今回CM撮影にいらしたカメラマンのニシオカヒデキさんに写真をお借りしました。写真だけでもすごいですが、ぜひ自分の目で見にいらしてください!

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こんにちわ、ケビエンLissenung Islandのピィーです。

最近のケビエンではサメのMating seasonでより近くサメが見れます。

1匹のメスザメの後ろに数匹のオスザメがつきまるでサメ行列です。

メスザメは体にたくさんの噛み傷をつけ、子孫繁栄とは言え、痛そうで す。

 

 

DSCF7428 2.jpgこんにちは、ワリンディの恵子です。皆さんごニュースで聞いて、パプアの地震のことご心配の方もいらっしゃるかと思いますが、大丈夫です。昨日は普通どおり3本ダイビングに行きましたし、これからホットリバーに行くところです。

でもびっくりしました。パプアは火山が多いところでいらしたお客様も<ここには地震はないんですか?>とよく聞かれますが、ほとんどありません。ほとんどというより皆無!10年すんでいて本当に5回も感じていないんですよ。でもおとといのはここに48年住んでいるワリンディのオーナーの奥さん(彼女がNHKのインタビューに答えた人ですが)でさえこういうのは初めて、という感じでした。でも日本で地震慣れしている私にはイマまでこういうの日本であった気がする、程度のものです。

でも犬は大変でした。DVDをコンピューターで見ていたとき急にゆれたのでびっくりして一応ドアを開けておこうか、と思い空けたとたん、ジャーマンシェパードの大型犬が私の部屋に入ってきました。怖かったようで、ベッドの下にもぐりこんでしまい引っ張り出すのが大変でした。

走行しているうち、奥さんが<日本から電話が入っているから来て!>と呼びに来ました。夜中の12時半に。明日は3本潜らないといけないのに。電話では、どうでしたかなんか壊れませんでしたか....、というあまりぴんと来ない質問で下が、こういうのが電話インタビューとかテレビででてくるものなんだ、と思いました。

昨日は1,2回地震がありましたが、いたって無事です。天気も快晴、いいダイビング日和です。皆さんご心配なくワリンディにいらしてください

この写真は今日のワリンディです。波もなく天気快晴で、潮がとても引いています...といっても津波の前兆ではないです!!

パプアニューギニアに日本の青年海外協力隊が派遣されて今年で30周年。教育、農業、IT、スポーツ、土木、医療など様々な分野で、これまで590人の協力隊員が全国各地に派遣されてきました。

観光などで訪れられる皆さまもパプアニューギニア各地で働く協力隊員に遭う事があるかもしれません。

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かく言う私も、そのうちの一人。先日、ポートモレスビーのエラビーチホテルで開催された記念式典で、壁に飾られた全590名の名前と派遣された地域を見ると、一人ひとりの歩みは小さいけれど、皆でこんなにも積み重ねてきたんだ、と思い、柄に無く感慨に浸ってしまいました!

 

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ゼロ

ワリンディの恵子です。ずっと前に、海に沈んでいるゼロ戦のことを書いたと思います。ゲストの方ワイド!マクロ!と気にかける方もいらっしゃいますが、ここが難しい。もちろん、飛行機はワイドで!でもそのコックピットの後ろにハナビラクマノミがもう10年!私が最初に見たときからずっといるのでクマノミは世代代わりしていても、イソギンチャクは10歳以上!そこに、ナデシコカクレエビ、とても写真に向くサイズのそして人懐こいナデシコカクレエビがいたり、あまり見ないエッグシェルシュリンプがいたり、近くにオドリカクレエビ、ポップコーンシュリンプがいたり、そして4日前に潜ったときはカニハゼが振って沸いたようにいました。この間まではいても1匹か2匹しか、それもいたりいなかったり、それが突然6匹。ほとんど小さかったですが。どうして急にこんなに小さいのが1箇所に出てくるの!謎です。もちろん飛行機もパーフェクト!ワイドにするかマクロにするか、難しい選択でしょ。

  

 

 

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パプアニューギニアの伝統的な踊り、シンシンに欠かせないものは、そのカラフルなボディーペイント。

部族により、また文化により、黒、白、赤、茶、黄など様々な色でボディーペイントがなされます。

ここマダンの村では赤が中心。体中に赤い絵の具のようなものが塗られています。否応なく西洋化の波が押し寄せるパプアニューギニア、やはり街で買ってきた絵の具なのかなーと思って舞台裏を覗いてみると。。。

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この木の実が赤色の秘密でした。実を潰して出る赤いジュースを体中に塗りたくり、オイルでつやを出すのです。この実は村のあちこちに生っており、ペイントにお金を使う必要はありません。まさに先祖代々受け継がれてきた自然の中で生きる知恵ですね。

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そして、お父さんやお兄ちゃん達がドレスアップするのを羨ましそうに見て居た幼い男の子も、「僕も文化の担い手だ」、とばかりに自分でペイントを塗り始めました。

こうして文化は次の世代へと受け継がれていくのです。

 

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