こんにちは、ワリンディの恵子です
パプアでしか見られない、と書きましたがこれも実はインドネシアの一部とか、ソロモンで見ることができるそうです。
その名は<ホワイトボンネットアネモネフィッシュ>。最初にワリンディに来た時、なんか変わったクマノミがいるととても気になって本で探してみましたが見つかりませんでした。ワリンディの隣の研究施設によく来るオーストラリアのマリンバイオロジー専攻の学生に聞いたところ、ホワイトボンネットということがわかりました。そして同じく、もしかするとハイブリッド、簡単に言うとハーフではないか。両親はオレンジフィンアネモネフィッシュ
とセジロクマノミ。 こんな風にセジロとホワイトボンネットが仲良く一緒にいることもあります。
どこが似ているか??セジロと体の色が似ていて、頭のところの白い線はオレンジフィンの蛍光ブルーっぽい白、と似ているし。
場所によっては3種類が一緒に住んでいることもあるし、オレンジフィンとセジロが一緒にいたり、うえのようにホワイトボンネットとセジロが一緒にいたり、いろいろ組み合わせがあります。そこで生まれるのがホワイトボンネットもどき...。いえハーフということでは同じでしょうが親の組み合わせが違うからデザインが違うのか、極端に違う感じのもいます。それがハーフのなせる業かもしれませんが。
クマノミ広しといえ、あまり違う種類が一緒にいることもないです。きっとこの3種類は相性がいいんだろう...と思っていたらこういうのもいました。多分ホワイトボンネット?(少し無理があるかしら)背中のラインはセジロよりブルーぽくて撮ってつけたみたいな点がホッペタに。このほかにもいろいろ違うデザインがいるんですが、この1匹はセジロクマノミの中にただ一人住んでいました。以前はこの近くにホワイトボンネットも、オレンジフィンもいたのですが。
そしてそのただ1匹の一番小さいこのクマノミをセジロクマノミは大きいのも小さいのもみんなでいじめるんです。変わりばんこに。
クマノミでも自分たちと種類が違うからあっちに行け!という感じで。一年以上はいました。でも結局いなくなりました。
イジメのストレスで死んでしまったのか、ただ単に魚に食べられたのか。
やっぱりクマノミの世界って怖いんですよ。弱肉強食、醜いアヒルの子はいじめられるんですね。
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