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海中の様子を動画でご覧下さい
ラバウルの海 マクロ
ラバウルの海 ワイド
ゼロ戦もそのままの姿で沈んでいる
湾を出れば水の透明度は高い
湾外のレックには魚が群れて美しい
デューク・オブ・ヨークエリアの
ソフトコーラル郡
ウララ島周辺のサンゴ郡
ウララ島周辺のテーブルサンゴ

キンベと同じニューギニア島の北に浮かぶニューブリテン島の北端、ビスマルク海に突き出た半島にある活火山に囲まれた町ラバウルの名は、旧日本軍の海軍司令部があったことで多くの日本人に知られています。1994年これらの火山が大噴火を起こし町の約2/3が火山灰に埋もれてしまいました。家や会社・商店を失った人々はこの半島を離れ、車で40分ほど南東へ下ったココポという小さな村に移住して、新たな街づくりをはじめ、空港もここに移り、現在ではラバウルの中心地はココポに移っています。

ラバウルダイビングは他のサイトと違う発展をしてきました。前述の通り旧日本軍の海軍司令部であったラバウルの前には半島が形作る天然の良港、シンプソン湾が広がり、当時多くの艦艇が停泊していました。そこへ連合軍の爆撃があり、多くの船がその場で沈みました。その後、この沈船を潜るレックダイビングを楽しむために欧米から多くのダイバーが訪れ、ラバウルパプアニューギニアレックダイビングのメッカとなりました。そのメインとなるシンプソン湾のレックはマンコウ丸やイタリー丸といった日本の貨物船で、水深が40〜50m、ほとんどが横倒しになっており、側壁には被弾した穴がみられ、今も油の粒が浮いてくるところもあります。しかし火山灰が堆積しており、透明度は10〜15m程度です。湾の外へ出るといきなり透明度は上がり、潮通しのよいところでは30mオーバーで、元来のニューブリテン島の姿になります。
タウイ岬付近には、フレームを残すのみとなった船名も知れない日本船にたくさんのヨスジフエダイが群れる「ジョージズ・レック」、豊かなエダサンゴが茂るリーフ脇の砂地に零式水上偵察機が原型を留めて横たわる「ピート・バイプレイン」、そして旧日本軍の潜水艦が接岸する基地であったその名も「サブマリンベース」では岩壁が50m以上も垂直に落ち込んでおり、30〜40mでは時折グレーリーフが巡ってきます。しかしフィッシュウォッチングのダイビングは、パプアニューギニアのダイビングを世界に広めたボブ・ハルステッドなどによる英文ガイドブックで一部紹介されていたものの、ここを訪れるダイバーのフィッシュウォッチングの需要が少なかったためか、ほとんどされていませんでした。
しかし2004年にオープンした「カバイラ・ダイブ」などにより豊かなサンゴやフィッシュウォッチングのポイントが紹介され始めました。これらのポイント群は従来から英文ガイドブックに紹介されていたものと新たに開拓されたものもあります。先述の通り、ニューブリテン島北端ラバウル沖合いの海は北のニューアイルランド島とで形成するセントジョージズチャネルに面した潮通しのよいエリアですので、水中生物も大変豊かで当然といえる場所です。

今回新たに(改めて)紹介されているフィッシュウォチングのダイビングエリアは大まかに3エリアに分かれます。
それは現在のラバウルエリアの中心街となっているココポの町と沖合いのピジョン島周辺、ピジョン島のさらに沖合いで、ニューブリテン島とニューアイルランド島の間にあるデューク・オブ・ヨーク群島周辺、そして旧ラバウルの町が面するシンプソン湾(ハーバー)を有するブランシェ湾(ベイ)のとなりのアタリクリクン湾(ベイ)です。
この3エリアの水中景観をおおまかに述べると、ピジョン島周辺は大変潮通しがよく水がクリアで、デューク・オブ・ヨーク周辺はソフトコーラルやウミウチワが数多く、アケボノハゼは14〜22mと浅い水深に数多く見られます。またアタリクリクン湾のウララ島周辺のテーブルサンゴは、その量、大きさ、密度ともに圧巻で、またあちこちに見られる巨大なツボカイメンととも形成される美しいサンゴの世界は、パプアニューギニアでも屈指といえるでしょう。そしてこれからさらに新しい魅力的なポイント群が登場することでしょう。

アタリクリクン湾のカバイラを本拠とする「カバイラ・ダイブ」はマネージャーのスティーブンを中心としてするファミリー・ビジネスのダイビングサービスです。スティーブンはオーストラリアGBRでダイビングガイドを学び、父の地元であるラバウルのカバイラでダイビングサービスをオープンしました。カバイラは、現在のラバウルの中心街ココポから車で1時間、ココポや旧ラバウルの町が面する湾とは半島を隔てて反対側のアタリクリクン湾に面していますが、ラバウルココポのどのホテルへも送迎サービスをしてくれます。またその日のポイントによっては、カバイラのサービスへは立ち寄らず、ホテル前にビーチがあればビーチからボートで出発したり、または車でポイントへ向うこともあります。現在のキャパシティは6名までと少人数ですが、これから設備が充実してくればもっと多くのダイバーを迎えることができるようになるでしょう。使用するボートは22フィートのバナナボートで、簡易な屋根付も所有しています。ダイブハウスは目の前に海を望むのどかで美しい場所で、ハウスリーフではビーチダイビングも可能です。ここで昼食をとる場合は、ダイニングコテージにオーストラリア人でステーブンのお母さんの作るローカル風ランチが並びます。

ランドベースのダイビングサービスは2005年10月現在「カバイラ・ダイブ」1軒だけとなっていますが、これ以外には日本からの直行便にはほとんど合いませんが、ダイビングクルーズMVスターダンサーがここラバウルエリアをスケジュールに組み込んでおり、また一部チャーターのダイビングクルーズ船も訪れています。

 
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