全長約1100km、パプアニューギニア最大の大河セピック川。その流域には太古の昔から、この川を道とし糧としてて、独特の生活様式と精霊信仰をもって暮らしています。ここでつくられる精霊やワニなどを象った木彫りやトーテムポール、精霊の家などはとても個性的で,パプアニューギニアを代表するプリミティブアート(原始美術)として、世界中の専門家や芸術家の注目を集めています。
このセピック川を観光するルートは大別して2つあります。1つは、ポートモレスビーから飛行機で1時間20分のニューギニア島西北岸の町ウェワクに飛び、そこからさらに小型セスナ機の定期便で中流域のアンブンティに飛びます。そしてここに唯一あるアンブンティロッジに宿泊しながらロッジが催行する小型ボートでのショートクルーズに参加するルートです。参加人数によって料金が違いますが、費用的にはこれが一番リーズナブルで、クルーズの種類も日帰りから数泊とコースによって異なっています。但し宿泊は流域の村のゲストハウスと呼ぶシャワー、トイレもない簡易な小屋になります。
2つめはパプアニューギニアの大手総合旅行会社が所有するクルーズ船で巡る方法で、現在、2艇が運行されています。
1艇はマウントハーゲンに本拠を置き、高級な高原ロッジとして有名なタリのアンブアロッジなどを所有するTNT(トランス・ニューギニ・ツアーズ)が所有するリバークルーズ専用船セピック・スピリッツ号(7ツイン)で、セピック川支流のカラワリと本流中流域のチンブンケ間をクルーズしています。このクルーズ参加の場合は往復ともマウントハーゲンなどからTNT所有の小型機で送迎してくれます。
もう1艇はマダンに本拠を置きマダンリゾートホテルなどを経営するMTS(メラネシアン・ツーリスト・サービス)が所有するカリボボ・スピリッツ号(10キャビン)で、通常マダン発着でセピック川へ海からさかのぼっていき、またマダンに戻るルートをたどります。
両船とも船内は完全空調で、各客室にシャワーとトイレを完備した快適なクルーズ船です。
また日程はこの船を母船として、毎日、小型ボートで流域の村々を訪ねますが、各々の村で個性的な様相があり、精霊の家やトーテムポール、集会所などのほか踊りや料理、木彫りの彫刻を作る様子など様々なデモンストレーションが行われます。 |