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病気・怪我の対策

パプアニューギニアでまずみなさんが心配されるのはマラリアです。マラリアはマラリア原虫を媒介する特定の種類の蚊(ハマダラ蚊)に刺されると発病する伝染病で、3日熱、4日熱、熱帯熱など数種類あり、発病すると潜伏期間を経て高熱が断続的にでるのが特徴です。全く放置したままですと内臓疾患で死に至る種類(熱帯熱)もあります。しかし結論から言うと必要以上に恐れることはないでしょう。

パプアニューギニアは厚生労働省が定めるマラリアの汚染地域となっていますが、弊社の実績から言うと過去にパプアニューギニアに渡航したお客様でマラリアにかかった方は現在までいらっしゃいません(2000年3月〜2005年4月現在)。またその中で予め予防薬を服用されていた方は、全体の2割にも満たないでしょう。従って弊社の過去の統計から1週間程度の短期間であれば、マラリアにかかる可能性は極めて低いといえるでしょう。とはいっても皆無ではありませんので一定の予防をおすすめします。

まず蚊の多い時間帯や場所では、なるべく肌を隠すようにし、露出部には虫除けスプレーなどを塗布して蚊に刺されない対策をする事をお勧めします。蚊の多い時間帯は朝夕、蚊の多い場所は湿地帯、ブッシュ(草むら)など整地されていない場所です。特にハマダラ蚊は足元を好んで刺す、と言う報告があり、狙われやすいのでその様な時間帯や場所では、長ズボンにスニーカー、靴下もスニーカーソックスではなく、くるぶしが隠れるような通常のソックスがよいでしょう。虫除けスプレーを露出部に塗布して、更に刺されやすい部位である足元は、靴下の上からもスプレーを塗布される事をお勧めします。その他部屋の蚊が気になる場合には、寝る前に蚊取り線香を焚くのもよいでしょう。但し火の元にはご注意下さい。

また予防薬は日本国内の病院でも処方箋は必要ですが、入手が可能です。遠隔地の場合でもFAXの問診表に記入して発送してもらえる病院もあります。この予防薬は通常渡航1週間前から飲み始め、帰国後2週間飲み続けなくてはなりません。すなわち1週間の渡航をするために1ヶ月その薬を飲み続けなければならず、薬の副作用のほうが心配でしょう、という医師もいます。いずれにしても体調を整えておくことが最も大切です。また帰国後、高熱や下痢など不調があった場合には、早めに医師の診断を受け、その際に必ずパプアニューギニアに渡航した旨を申告してください。

日本からお持ちになったほうがよい薬品類は、前述の虫除け、蚊取り線香の他、消毒薬、傷薬、バンドエイド、抗生物質の化膿止め(錠剤・軟膏)があると便利です。ちょっとした切り傷でも帰国後に悪くしてしまうケースがありますので、小さな傷でもすぐにこのような薬で手当てをした方がよいでしょう。その他、下痢止めや風邪薬などの常備薬は必要に応じてお持ち下さい。

もし病気や怪我になったら、ただちに滞在しているホテルのスタッフ、現地旅行会社、場合によっては日本大使館に連絡して、指示を仰いでください。地方の町では十分な設備がないので、やや重い場合は大抵、首都ポートモレスビーの設備の整った病院に運ばれます。さらに重症の場合にはオーストラリアに搬送されます。その際、道路網が完備していないパプアニューギニアでは、ヘリコプターやチャーター飛行機を利用した搬送がしばしば行われます。最寄の空港からオーストラリアへ直接搬送することもあります。対応は迅速ですが高額な費用がかかりますので、ご自身で旅行傷害保険に加入されるか、旅行会社の保険をよく確かめておくことをおすすめします。

トラブル対策

パプアニューギニアの治安状況は一般的に「あまりよくない」といわれがちですが、実際には都市を除けばのんびりとした南の島で、徒歩での散策も可能な場所も多いです。しかしながら選挙、ショウ、国内外の大きなスポーツ大会など大きなイベントの際や、村人の間でトラブルが発生した場合など、限定された時間と地域では注意が必要です。これら局部的な情報は、外務省の海外安全情報でも反映されないケースがあるので、旅行会社からの直近の情報とアドバイスに従って計画・行動するように心がけてください。

一般的には、まず3大都市といわれる首都ポートモレスビー、高地の物産を運び出す国内唯一の産業道路ハイランドハイウェイの出発点マウントハーゲン、そしてこの道の終着点で国内最大の積出し港であるレイは、ビジネスの外国人が多く集まること、労働や娯楽を求めて各地から集まった人間が住み着いている都市圏であることといった、東南アジアなどの都市と同様の理由で、窃盗が多く発生します。このような都市においては徒歩による外出は避けてください。観光や食事、商用などの移動には、ホテルや旅行会社の手配する運転手付の車が最も安全でしょう。レンタカーは車のコンディションには問題ありませんが、各道の治安状況を知らない場合には待ち伏せなどにあう場合があり、また一般のタクシーも強盗とグルになっている場合があったり、そうでなくても事情を知らない人間に対しては法外な料金を要求したり、また整備不良の車両が多く、ともにオススメできません。これに準じて商業的に発達した町で、この3都市と同様の注意を要する町は、ウェワク、キンベ(空港名:ホスキンス)です。またブーゲンビル島(空港名:ブカ)やメンディは一時混乱していたことがありましたが、現在では平穏です。

その他のニューギニア航空が飛んでいて、観光やレジャーツアーで利用するアロタウ、マダン、ゴロカ、ラバウル(町名:ココポ)、カビエン、マヌス島といった町に関しては、昼間であれば徒歩での散策は可能です。但し以下の点には注意してください

 

1.外出は日中の陽の高い時間帯のみに限り、夕暮れ時前までにはホテルに戻るようにしてください。

2.窃盗や追いはぎは金目のものだけでなく、興味本位で狙うケースもありますので、ものめずらしいと思われそうな物は身に付けず、カメラなどは、なるべくバッグなどに入れ、しっかりと持つようにしてください。必要なもの以外はホテルのセーフティに預けて、なるだけ手ぶらに近い格好が理想的です。

3.なるべく人通りのあるところを歩き、少ないところは避けてください。また一人歩きを避け、複数の人数で行動してください。特に女性の一人歩きは極力避けてください。

4.市場など人で混雑しているところでは、特に身の回り品は特にしっかりと持つようにしてください。またリュックサックなどは前に掛けることをお勧めいたします。

5.この国では一般的に給与は毎週金曜日の週払いです。したがって金曜日はお酒を飲んで酔っ払っている人が多くなります。パプアニューギニア人は元々お酒を飲む習慣がなく、普段おとなしい人でも酔って暴れることも多いので、金曜日の午後は徒歩での自由散策は避けたほうがよいでしょう。もし出かけてもお酒を売っている場所の付近を避け、酔っ払っている人を見つけたら近づかないようにしてください。

6.町から外には出ないようにしましょう。

また車を利用する場合には、都市と同様にホテルや旅行会社の手配する運転手付の車を利用しましょう。都市部以外はタクシーはほとんど見かけず、乗り合いバス(PMV)のみが公共交通機関となりますが、様々な人が利用するので一般の観光や商用で利用することは避けたほうがよいでしょう。さらに町から遠隔地へ出かける場合には、運転手付の車の利用はもちろんのこと、時期と道中の安全上、警察官など保安要員の同乗が好ましいケースもありますので、旅行会社の情報やアドバイスを十分に参考にして、なるべく安心・安全な計画をたててください。


外務省 海外安全情報
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=75#header
 
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