スワンプ・ゴースト(湿地帯の幽霊)

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今、PNGのニュースを騒がせているのは<64年ぶりに姿を現したスワンプ・ゴースト〔湿地帯の幽霊〕>。

その正体は、第2次世界大戦中の昭和17年にポポンデッタ近くのスワンプ〔湿地帯〕に墜落したアメリカ軍のB-17爆撃機、当時、 絶対に落とされない「空の要塞(フライング・フォートレス)」と恐れられた怪物爆撃機でした。(ゼロ戦パイロットの坂井三郎さんの著書 「大空のサムライ」には、坂井さんがフィリピンででB-17を世界で最初に撃墜した様子や、 ニューギニアのブナ付近で5機撃墜した様子が詳しく書かれてあります。)

この「幽霊」、アメリカがPNGの担当官庁である国立博物館の許可を取り付けて持ち出そうとしたのですが、下の写真 (National誌5月23日号より http://www.thenational.com.pg/) を見た政府が、「その許可は違法であり、持ち出しを差し止めする」と言って、船積みを止め、大騒ぎになっています。(こういう国では、 政治家の一言で法律がひっくり返る事は良くあります。。。)一旦許可が出たのですから、アメリカも黙っていないでしょうが、 最後はカネですかね?

ポポンデッタの湿地帯に戻るのか、アメリカに帰るのか、早く行き先を決定してあげないと、「幽霊」も浮かばれないですね。 このニュース、まだまだPNGを騒がせそうです。

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