ゴロカからチンブーへ抜けるこのコースは古来から人々の物々交換の交易ロードとしても知られています。 人々にとって今でも利用されているのにもかかわらず、自然がそのまま残っている珍しいところです。そこには、自然の豊かさととも、 自然と調和して暮らす人々の姿が窺がえます。高地の深い熱帯雨林、標高3000を超えていくコースの途中では、珍しい野性のランなども豊富。 また、運がよければ、道の途中で村人が捕って来たカスカスという野生動物を料理した夕食が振る舞われることもあります。山小屋で一泊した後、 早朝少し下っていけば、そこにはステファニーアストロピアと呼ばれるゴクラクチョウが見られるバードウォッチングポイントがあります。 その後さらに下ると、広大な草原が出現します。シダ植物がポツポツとキノコのように生えているのがまた趣があって、 まるで恐竜でも現れるのではないか、と思われるほど。第2次世界大戦時に日本兵も隠れていたと言われるように、 日本人にも関係の深い場所であったようです。
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