パプアニューギニアで初めての世界遺産が登録されました

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008年7月、パプアニューギニア・ 西ハイランド州のクック農業遺跡が世界遺産に登録されました!

ニューギニア高地の中心部、標高1500メートル以上に位置するこの約166ヘクタールの湿地帯では、 9000年前にまで遡った農業用灌漑施設の跡が残っており、これまで判明している中で、世界で最初の農業が行われた地域とされます。

皮肉にも、世界で最初の農耕者であるニューギニア高地人は、 1930年代になって初めて西洋人によって「発見」され、 世界で最も未開の部族として知られることになりました。

パプアニューギニアでは世界で最初に農業が始まったのに、どうして富の蓄積が行われず、 多くの部族をまとめる首長が出現しなかったのか?どうして国家が形成されなかったのか?どうして後から文明が始まったヨーロッパに 「追い越され」、未開人扱いされるようになったのか?疑問はつきませんが、何はともあれ、世界遺産登録、オメデトウございます。

今回は文化遺産でしたが、パプアニューギニアには世界に誇る手付かずの自然が多く残っており、 これからも世界遺産は増えていくことと思われます。

 

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