ゴロカトレック&ツアーズの見形です。
パプアニューギニアと言えども、貨幣経済はもちろん浸透してきているのですが、しかしながら、未だに貨幣が入ってくる以前から価値が高かったブタ、この価値は決して衰えません。まさに「ブタは金なり」という証拠をここでご紹介したいと思います。
これは、パプアニューギニアの2大紙「ポストクーリエ」の新聞の中の広告です。
な、なんと100匹のブタが当たると書いてあります。
クリスマスと言えば、クリスチャンの国、パプアニューギニアでは1年の中で一番大きなイベントです。そのクリスマスに、ムームー(石焼蒸し焼き料理)をして、家族や親戚が一緒にお祝いをするのは、言わば、恒例行事になっています。
そこで、ある携帯電話会社が思いついたのが、この「ブタが当たるキャンペーン」です。これは新しくこの携帯電話会社の携帯電話を購入すると、ブタが当たるというもので、ブタを当てて、みんなで楽しくクリスマスを祝っていただきたいという意図が入っています。多分、これはブタが貴重なパプアニューギニアならではのもので、他の国ではキャンペーンにはならないでしょう。
最初のラッキーな当選者は20名です。
当選者には、ブタの引換券が配られ、それで800キナ(約30000円)の60kg相当のブタを手に入れることができます。有効期限は2週間以内です、それ以降は無効です。
当選者の皆さん、早く手に入れて、素敵なクリスマスを迎えて下さい。
残念ながら、私は既にこの携帯電話会社の携帯電話を購入済みですので、該当しません。またこのためにわざわざ新しい携帯電話を購入する気も起こりません・・・。というわけで、私はやはりまだ日本人です。
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