パプアニューギニアの伝統的な踊り、シンシンに欠かせないものは、そのカラフルなボディーペイント。
部族により、また文化により、黒、白、赤、茶、黄など様々な色でボディーペイントがなされます。
ここマダンの村では赤が中心。体中に赤い絵の具のようなものが塗られています。否応なく西洋化の波が押し寄せるパプアニューギニア、やはり街で買ってきた絵の具なのかなーと思って舞台裏を覗いてみると。。。
この木の実が赤色の秘密でした。実を潰して出る赤いジュースを体中に塗りたくり、オイルでつやを出すのです。この実は村のあちこちに生っており、ペイントにお金を使う必要はありません。まさに先祖代々受け継がれてきた自然の中で生きる知恵ですね。
そして、お父さんやお兄ちゃん達がドレスアップするのを羨ましそうに見て居た幼い男の子も、「僕も文化の担い手だ」、とばかりに自分でペイントを塗り始めました。
こうして文化は次の世代へと受け継がれていくのです。
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