パプアニューギニア人が筋肉マンの理由

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パプアニューギニアの主食はイモ類として知られていますが、標高の高い山岳地方では、特にサツマイモが主食です。村人は、朝昼晩、サツマイモだけしか食べないときもあるくらいです。日本では、蔓ごと収穫が当たり前ですが、ここでは、1本の木の棒を使って、大きくなったイモを探して、それだけを収穫します。こうすると、今日食べる分、今日マーケットに売りにいく分だけを収穫するという感じになります。そういえば、ここには、貯蔵庫とか、倉庫というものがほとんどありません。年中温暖な気候なので、畑そのものが貯蔵庫になっているのでしょう。

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まず、一般的な調理方法は、火の中に入れて焼くことが多いです。日本で言えばまるで、石焼イモのような感じでとても美味しいです。家の中には、必ず囲炉裏みたいな火を焚いているところがあるので、そこに入れて焼きます。朝これを食べて、また学校に行く子供たちのお弁当もこの焼き芋1本ということも少なくありません。
 
IMG_0502.JPG また、村で大きなイベント、結婚式やお葬式などがあるときは、ムームーという石焼蒸し焼き料理をします。地面に穴を掘って、焼いた石を下に入れて、その上にバナナの葉っぱを敷きます。その中に、イモや野菜、豚や鶏肉などをいれて調理します。
この調理法はみんなが大好きで、特にサツマイモは取り合いになるほどです。
村人は、普段あまり動物性蛋白質をとっていません。豚や鶏を飼っていてもそれは売るためのもので、食べるためではないのです。しかし、彼らの体は、とても肉好きが良く、筋肉質です。実は、パプアニューギニアの高地の人々の体には、サツマイモを食べて、それを筋肉にする酵素があると言われています。彼らの健康は、サツマイモに委ねられているのです。

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