こんにちは、ワリンディの恵子です。ワリンディではクマノミ9種類が見られます。そしてどの種類もたくさんいます。この写真はハナビラクマノミとそのホストのセンジュイソギンチャクです。いつもは平べったくなっているのに突然広がってしまうことがあります。ナンデ?そしてひとつが丸まっていると、全部丸まることがあるんです。ナンデ?いつかこの状態のイソギンチャクの写真を撮りたい!というプロのカメラマンがいました。そのリクエストどおり最初の1本目のダイビングで、潜った時は開いていたイソギンチャクが20分くらいたつころから、あれよあれよとい間に、みんな丸くなったことがあります。なんで!でもカメラマンは写真を撮っていませんでした。なぜ!カメラが曇ってしまったそうです。ガッカリ。でも上の写真は同じ日に同じポイントで50分位の間に撮った写真。みんな丸まっていました、どのイソギンチャクも。一番上の右側と子のすぐ上の写真は同じものです。上のほうがダイビング始めて直後、このすぐ上の写真は上がる寸前、だんだん開き加減になっています。ナンデ!ナンデこんなに丸くなるのか?あるスペシャリストに聞きました。でもよくわからないそうです。お客様の中でイソギンチャクを水槽で飼っている方によると、食事を取るときに丸まることがあるとか、別の種類ですが。でもそれならもっとたびたび見てもいいと思うけれど。潮の加減とか、天気によるんではないかと、推測は尽きないですが、私が思うのはなんとなく天気が悪い時、少し暗い時にこういうイソギンチャクを見る気がするのですが。
でも災難なのはクマノミたち、それも小さめのクマノミたち。なぜかというと丸まってしまうと、大きい2匹、オスと雌が自分達だけ中に隠れて小さい中性のクマノミたちを追い出してしまうから。行き場の無くなったクマノミたちは周りであたふた!しています。あるスペシャリストから聞いた話では、クマノミは仲間通しでのヒエラルキー(上下関係)が強いそうです。一番大きいのはメス、そして2番目に大きいのはオス、あとは中性、という話は有名ですが、さらに大きさにも関係があるそうです。90%の関係?2番目に大きい、つまりオスは一番の雌の90%、その下も90%ずつ小さくなっていくそうです。90%といってももっと小さいのもいますが最低でこの差がある、と聞きました。そうやって大きいのが小さいのを支配して主の保存をしているんですね。そして自分が大きくなると下を支配(いじめる)かわいい魚なのに。
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