ハンティングの血が騒ぐ?!

IMG_0522S.jpg日本人は、農耕民族であり、そしてパプアニューギニア人は狩猟民族である。普段の生活でそのことを意識することはありませんが、濃厚にそのことを意識でした出来事がありました。山沿いの村人を道案内人にブッシュトレックに行って、山でキャンプをしたときです。山でのキャンプは、街の明かりからも遮断され、本当に真っ暗です。また、夜には雲に覆われて、雨に降られていました。私たちは、テントの中で、暖をとりながらおしゃべりをしたりして寝たのですが、翌朝起きてみると、村人たちは、それぞれにいろんなものを抱えています。

おじさんが肩から下げているのは、毛皮のバックではありません。クスクス(ポッサム)と言われて、山の中に棲んでいる有袋類の動物です。

クスクスは夜行性です。夜中、飼い犬と一緒にブッシュを歩いて、捕まえてきたそうです。

 

IMG_0523S.jpgクスクスは、高い木の上の方にある、コケなどが団子のように固まってできたところに巣があります。あの高い木の上にいるものをどうやってとるのか、は彼らのみ知るところです。

 

IMG_0518.JPGまたこの少年は、きれいなインコを捕まえてきていました。これは、カタペルと現地語でよばれるものですが、日本でいうパチンコのことです。この鳥はどうも食べられてしまうらしいです。しかし、中の肉や内臓などを食べて、その外側は美しいので、まるでペチャンコな剥製のようになって、伝統的な衣装の装飾の一部になります。

 

IMG_0517.JPGまた頭にきれいな青い筋の入った小鳥まで獲られていました。一夜にして、いろいろな動物が捕らえれているのを見て、ふと私が思ったことは、彼らは根っからの狩猟民族で、私たち農耕民族とは違うということです。山に入ると、ハンティングの血が彼らをじっとさせておかないのでしょう。

 

 

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