今でも、村の家は、1軒1軒手作りされています。のこぎりさえもなく、柱材になる木も、石斧だけで割られたものです。
だから、柱をとってみてもサイズが一緒のものは一つもありません。また多少、左右が歪んでいても誰も気にしません。
まだ、大工さんという職業はなく、自分の家は自分で作るのが基本です。
屋根は、草葺で、壁材は、葦などを利用し、器用に編んでいきます。
1軒を建てる材料コストは、大きさにもよりますが、日本円にすると2万円から5万円くらいまでです。
現地でとれる材料だけで作った家は、耐用年数が5年から10年くらいまでです。
標高が1600mあるゴロカでは、朝晩の気温が10度前後になることも多く、家には薪木が絶やせません。
また、炊事も薪木を使って行うので、寒い朝には、家から煙のような蒸気が湧いています。
自分でも1軒作ってみたくなります。
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